みなさんこんにちは、みんなのかまちゃんです!
また冬に逆戻りの寒さですが、みなさん体調は崩していませんか?でも、寒いと桜も散らずに堪えてくれるようなので、今年は長く桜を楽しめるかもしれませんね!
さて、今回はサービス管理責任者として長年B型事業所に携わってきた私からみなさんに、「働く」ということの楽しさをお伝えしたいと思います。特に今日は、私たちONEGAME八千代台での日々を中心に、B型事業所での「働く喜び」について語りたいと思います。

そもそも「働く」ってなんだろう?
「働く」ってお金を稼ぐこと?社会の一員になること?時間を費やすこと? 実はこの「働く」という概念は私がサービス管理責任者として30年以上、様々な障がいのある方々と多く接してきて、その意味がだんだん変わってきました。
ONEGAME八千代台に通うTくん(20代)は最初、「工賃をもらって好きなゲームを買いたい」と言ってました。それは立派な目標です。でも、数ヶ月経った頃、Tくんがふと漏らした言葉が忘れられません。 「かまちゃん、今日も疲れたけど、なんか充実してる。家にいた時より、体は疲れてるのに心は軽いんだよね」 私はこの言葉に、「働く」ということの本質を見たような気がしました。
「私には無理」
「私なんて役に立たない」
B型事業所に来る方の多くは、最初こう思っています。でも、それは違います。
「働く」ということの本質は、単にお金を稼ぐことを超えた、人間存在の意味そのものに関わるものです。「働く」とは、自分の中の「できる」を見つけ、それを誰かのために使うこと。そう考えると、誰にでも「働く」チャンスがあるはずです。
また「働く場所」は単なる「作業をする場所」ではありません。 ONEGAME八千代台の昼休み、みんなでワイワイとランチを食べながら、昨日見たアニメの話や新作ゲームの評判で盛り上がる。そんな何気ない時間が、実は貴重なんです。仲間との絆を育み、社会とつながる窓口を得る場所でもあるのです。

ONEGAME八千代台では、小さな成功体験を大切にしています。
初めて自分のイラストが完成した日。
YouTube動画が100回再生された日。
eスポーツ大会で初めて勝利した日。
自分のデザインしたLINEスタンプが販売された日。
そんな「できた!」の瞬間が、自信につながります。自信がついてくると、次の挑戦へのエネルギーが湧いてくるかもしれません。この好循環が「働く喜び」を生み出していくんですね。 最近では、イラストチームが手掛けたキャラクターが事業所のマスコットとして公式化しようという動きもあり、名刺やチラシに使われるようになる予定なんです。「自分の描いたものが事業所の顔になる」という経験は、制作した本人にとっては、何物にも代えがたい達成感をもたらしてくれます。
「できる」と「できない」の境界線を超える

そして「働く」ことで素晴らしいのは、自分の限界が実は、自分で思っていたよりずっと先にあることに気づくことです。 「人前で話すなんて絶対無理」と言っていたLさんが、地域のイベントで司会進行をできるようになりました。 「細かい作業は苦手」と思い込んでいたBくん(20代・男性)が、繊細なデジタルイラストを描けるようになった。 私たち人間は、自分で自分可能性、能力をどうしても制限してしまいがちですが、「働く」過程でその制限を一つひとつ取り払っていくことができるんです。
最後に「働く」とは
長年、就労継続支援B型事業所に携わってきた私から見ると、「働く」とは、自分の居場所を見つけること。自分の価値を感じること。そして何より、誰かの役に立つ喜びを感じることだと思います。それは必ずしも一般企業でフルタイム勤務することだけを意味しません。自分のペースで、自分の得意なことを活かして、少しでも社会と繋がること。それが「働く」の本質なのではないでしょうか。 ONEGAME八千代台に通う利用者さんたちを見ていると、日々その「喜び」を実感しています。
イラストを描きながら笑顔になる人
eスポーツで仲間と一緒に盛り上がる人
YouTubeの編集に没頭する人
PCの作業が苦手なひとに、PC操作を教えることで役に立っていることを時間する人。
これらのONEGAME八千代台で利用者さんそれぞれの「働く」姿を毎日見ていることが、実は私の「働く喜び」でもあるんです。
みんなのかまちゃんより