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「ゲーム」という共通言語で、あなたの居場所と可能性を見つけませんか③〈25/03/20〉

みなさん、こんにちは、ONEGAME八千代台のサービス管理責任者のかまちゃんです。やっと春らしくなってきましたね!桜も咲き始めて、なんだかワクワクする季節になりました。暖かい日が増えて外に出るのが楽しくなる時期。冬の重たい服から解放されて、気分も軽やか♪ 今日は、そんな春ならではの話をちょっと書いてみようと思います。

 先日、厚生労働省が発表した最新の調査によると、精神疾患で医療機関にかかっている方が全国で420万人を超え、コロナ禍の影響もあり若年層のメンタルヘルス悪化が加速しているというニュースを目にしました。特に20代の引きこもり状態にある方が全国で54万人を超えるという報告もあり、「生きづらさ」を感じている方々の現状に、私たち支援者も心を痛めています。「人間関係がうまくいかない」「コミュニケーションに疲れる」「自分の居場所がない」—そんな思いを抱えている方は少なくありません。特に発達障害やうつ病、社会不安などを経験されている方にとって、一般的な就労環境は大きなハードルになることがあります。 挑戦し続ける姿から学ぶこと  

 先日、ドジャースの大谷翔平選手のニュースを見ていて考えさせられることがありました。彼は昨シーズン、新たな環境に身を置き、期待と注目を背負いながら、日々自分の可能性に挑戦し続けています。昨シーズンの怪我からの復帰という困難も乗り越え、二刀流という前例のない挑戦を続ける姿勢は多くの人に勇気を与えています。 彼のインタビューで印象的だったのは「一日一日を大切に、自分にできることを精一杯やる」という言葉です。この考え方は、私たちONEGAME八千代台の支援理念とも通じるものがあります。無理に「普通」を目指すのではなく、自分のペースで、自分にできることから一歩ずつ前に進んでいく—それが私たちの考える「リカバリー」なのです。大谷選手は言語や文化の壁、度重なる怪我というハンディキャップを乗り越え、自分らしい道を切り開いています。彼の姿は、様々な「生きづらさ」と向き合う方々にとっても、大きな励みになるのではないでしょうか。

多様性への理解が広がる社会の中で

 最近、メディアでも「感覚過敏」や「HSP(Highly Sensitive Person)」についての特集が増え、多様な特性への理解が少しずつ広がっています。昨年成立した「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法」も、多様な特性を持つ方々への合理的配慮の重要性を示しています。 スポーツ界でも、メンタルヘルスについてオープンに語るアスリートが増えていますね。大谷選手も「メンタルが安定してこそのパフォーマンス」と語り、心の健康の大切さを伝えています。こうした発信は、「心の問題を抱えている」ことへのスティグマ(差別や偏見)を減らす重要な一歩だと感じています。 ONEGAME八千代台では、このような社会の変化も踏まえ、「ゲーム」という共通の興味を軸に、一人ひとりの特性や希望に合わせた働き方を実現しています。興味深いのは、多くの利用者さんが「ゲームが好き」という共通点から自然な会話が生まれ、徐々に社会とのつながりを取り戻していくことです。

「好き」を活かせる環境づくり

 当施設の特徴は「無理をしない環境」です。黙々と一人で作業できる個別ブースや、感覚過敏の方向けの静かな作業スペースも用意しています。「今日は調子が悪い」そんな日は無理せずペースダウンすることも可能です。これは、日本精神神経学会が提言する「リカバリー志向」の支援、つまり本人の意思と選択を尊重するアプローチに沿ったものです。 実は大谷選手のように、自分の「好き」や「得意」を活かせる環境に身を置くことの重要性は、精神医学の分野でも注目されています。最近の研究では、自分の強みや関心を活かせる活動に参加することが、メンタルヘルスの改善に効果的だと報告されています。 具体的な作業としては、ゲームテスト、eスポーツイベントのサポート、ゲーム関連の記事作成など、あなたの「好き」を活かせる内容をご用意。昨年の障害者雇用促進法改正で、精神障害者の就労支援が強化される中、私たちも一般就労へのステップとしての役割を果たしていきたいと考えています。

一人ひとりの「勝利」を目指して

 ドジャースで大谷選手が新たな挑戦を始めたように、私たちの施設に来られる方々も、それぞれの「新シーズン」をスタートさせています。不登校経験者、ひきこもり経験者、発達障害のある方、うつ病からの回復途中の方など、様々な背景を持つ方々が、自分のペースで「働く経験」を積んでいます。  ある利用者さんは「学校でもバイト先でも『空気が読めない』と言われ続けたけど、ここでは『ゲームの知識が豊富』と評価されて初めて自信が持てた」と話してくれました。また別の方は「大谷選手のように『二刀流』を目指して、プログラミングとゲームテストの両方にチャレンジしている」と笑顔で語ってくれました。 野球でいえば、ホームランを打つことだけが「勝利」ではないように、人生においても一人ひとりの「勝利」の形は違います。大谷選手も「一球一球を大切に」と語りますが、私たちも「一日一日」「一歩一歩」を大切に、それぞれの小さな成功体験を積み重ねていけるようサポートしています。  政府が今年度から本格実施している「こころの健康づくりプロジェクト」でも指摘されているように、それぞれが自分らしく生きられる社会づくりが求められています。ONEGAME八千代台は、そんな社会の一員として、あなたの「できること」に焦点を当て、小さな成功体験を積み重ねていける場所でありたいと思っています。

あなたの「ファーストステップ」をサポート

 大谷選手が最初からメジャーリーガーだったわけではないように、社会参加への道のりも一足飛びではありません。でも、彼が「夢を持ち続けることの大切さ」を語るように、私たちもあなたの「できるようになりたい」という思いを大切にします。 先日、施設を利用して1年になる方が「最初は週1回の利用でも精一杯だったけど、今は週3日来られるようになった。来年は一般企業でのアルバイトにチャレンジしたい」と目標を語ってくれました。その方の表情から、大谷選手が新しいチームで初ヒットを放った時のような喜びを感じました。

 まずは見学だけでも構いません。緊張せずに来所いただけるよう、オンライン面談も実施しています。「自分にもできるかな」という一歩を、私たちがサポートします。  あなたの「新シーズン」の始まりを、ONEGAME八千代台で一緒に迎えませんか?大谷選手が言うように「諦めなければ道は開ける」と私たちも信じています。

電話(043-400-3223)またはメール(contact@tlife-chiba.com)にてお待ちしております。