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【農福連携】ONEGAME八千代台で見つける新しい可能性 〜土と共に育む、あなたの才能と未来〜〈25/03/23〉

みなさんこんにちは、ONEGAME八千代台サービス管理責任者のかまちゃんです。  窓から差し込む朝日と共に、私たちの農園では今日も様々な「成長」が始まります。それは作物だけではなく、ここで活動する一人ひとりの心と可能性も同じように、毎日少しずつ育まれています。 「就労継続支援B型」という言葉を聞いて、どんなイメージを持たれるでしょうか?単調な作業の繰り返し?限られた可能性?そんな固定概念を、私たちONEGAME八千代台は農業という大地の恵みと共に、根本から変えていきたいと考えています。 この記事を読み終えた時、あなたの中で「農福連携」という言葉が、単なる福祉サービスの一形態ではなく、新しい人生の可能性として輝き始めることを願っています。

農福連携とは?ONEGAME八千代台が取り組む本当の意味

 「農福連携」というと、障がいのある方が農業に取り組むというシンプルなイメージがあるかもしれません。しかし、私たちが目指すのはもっと深いところにあります。 大地との対話が教えてくれること 農業は単なる「作業」ではありません。種を蒔き、水をやり、日々の変化を観察し、適切なタイミングで収穫する。この一連のプロセスは、自然のリズムに身を委ねながらも、自らの判断と行動で結果を生み出していく、まさに「人生の縮図」とも言えるものです。 ONEGAME八千代台では、手間のかからない野菜や果樹を中心に栽培していますが、同じ野菜でも日照条件や水分量によって全く異なる成長を見せます。それはまるで、私たち人間がそれぞれ違う個性や特性を持っているように。

「できない」から「できる」へのストーリー

「私には無理かもしれない」

「失敗したらどうしよう」  そんな不安を抱えてONEGAME八千代台に来られた方々が、一粒の種から芽吹く命を見守る中で、少しずつ自分自身にも目を向けられるようになります。トマトの苗が風に負けず立ち上がる姿に自分を重ね、雑草と共存しながら成長するキュウリの柔軟さに新たな気づきを得る。  ある利用者さんは、最初は土に触れることさえ躊躇していましたが、今では収穫した野菜を手に「これ、僕が育てたんです!」と誇らしげに語ります。それは単に野菜を育てたという成功体験だけでなく、「自分にもできることがある」という自信の芽生えなのです。

農業がもたらす「五感の解放」

 現代社会では、デジタル機器に囲まれる中で、私たちの感覚は日々鈍くなりがちです。しかし農業は、全身全霊で自然と向き合うことで、眠っていた感覚を呼び覚まします。  朝露の冷たさ、土の香り、風の音、収穫した野菜の色とりどりの美しさ、そして何より、自分が育てた野菜の味わい。これらの体験は、言葉では伝えきれない充実感をもたらします。  ONEGAME八千代台では、この「五感の解放」を通じて、利用者さん一人ひとりの個性や才能に光を当てていきます。視覚優位な方、触覚に敏感な方、音で情報を整理する方…それぞれの特性を活かせる農作業のプロセスがここにはあります。

ONEGAME八千代台の農福連携が他と違う3つの特徴

 数ある就労継続支援B型事業所の中で、私たちONEGAME八千代台が大切にしている特徴をご紹介します。

①「個性」を「強み」に変える個別アプローチ  私たちは、障がいの特性を「克服すべき課題」とは考えていません。むしろ、その特性こそが農業の様々なプロセスで「強み」になり得ると信じています。例えば、細部への強いこだわりを持つ自閉症スペクトラムの方は、苗の状態変化に敏感に気づくことができます。また、体を動かすことが好きな方は収穫作業で活躍し、人と接することが得意な方は直売所での接客を担当するなど、一人ひとりの個性に合わせた役割分担を心がけています。  「できないこと」ではなく「できること」に焦点を当て、小さな成功体験を積み重ねていくことで、自己肯定感を育んでいきます。

②「循環」から学ぶ持続可能な成長  ONEGAME八千代台では、環境に優しい農業を実践しています。化学肥料に頼らず、コンポストで作った堆肥を使い、自然の循環の中で作物を育てる姿勢は、実は私たち人間の成長にも通じるものがあります。無理に成果を急ぐのではなく、時に休息を取りながら、自分のペースで成長していく。そして、失敗や挫折も、次の成長のための養分として受け入れる。この「循環型の思考」は、持続可能な就労への大切な第一歩になると考えています。 ある利用者さんは言います。 「野菜は無理に引っ張っても育たない。同じように、自分自身も焦らず、でも諦めずに育てていけばいいんだって、ここで学びました」

③「つながり」を実感できるコミュニティ  私たちONEGAME八千代台では、収穫した野菜を地域の直売所や提携レストランに届ける活動も行っています。自分たちが丹精込めて育てた野菜が誰かの食卓に並び、「美味しかった」という言葉が返ってくる体験は、何物にも代えがたい喜びです。  また、定期的に開催する「農園カフェ」では、地域の方々に来ていただき、収穫したての野菜を使ったランチや手作りスイーツを提供しています。利用者さんがウェイターやキッチンスタッフとして活躍する姿は、まさに「誰かの役に立つ」という就労の本質的な喜びを体現しています。  「自分が育てた野菜を食べた人が笑顔になる。それを見て自分も嬉しくなる。そんな”つながり”がここにはあります」(利用者Tさん・28歳)

一日のスケジュール – ONEGAMEでの「農」のある日常

 具体的なイメージを持っていただくために、ONEGAME八千代台での典型的な一日をご紹介します。

10:00 朝のミーティング その日の天候や野菜の状態に合わせて、作業の計画を全員で確認します。誰が何を担当するか、自分の得意なことを活かせる役割を選べる柔軟な体制を取っています。

10:30 午前の作業 農園に出て、水やり、草取り、収穫などの作業を行います。初めての方には必ずスタッフが丁寧に付き添い、少しずつ自信を持って取り組めるようサポートします。

12:00 ランチタイム 収穫したての野菜を使った昼食を皆で楽しみます。調理が好きな方は、簡単な料理の準備を担当することも。「自分が育てた野菜」を食べる喜びは格別です。

13:00 午後の活動 午後は農作業の継続や、収穫した野菜の選別・パッキング作業、直売所での販売準備などを行います。また、週に1度はパソコンを使った農業日誌の記録や、SNSでの情報発信も行っています。

14:40 振り返りの時間 その日に感じたことや気づいたことを共有する時間です。「今日のトマトは特に甘かった」「ナスが大きく育っていた」など、些細な発見も大切にしています。

15:00 終了 翌日への期待を胸に、一日を締めくくります。 「最初は緊張していましたが、自分のペースで取り組めることに安心感があります。毎日違う発見があって、飽きることがありません」(利用者Mさん・34歳)

利用者さんの声 – ONEGAMEで見つけた「私だけの成長物語」

Kさん(25歳・自閉症スペクトラム)

「以前の職場では、『もっと早く』『もっと正確に』と常に急かされて、自信をなくしていました。でもONEGAMEでは、トマトの色の変化を見分けるのが得意な私の特性が『すごい才能だ』と評価されました。毎日観察日記をつけて、いつ収穫するのがベストかを判断する役割を任されています。自分の『こだわり』が役に立つ場所を見つけられて、本当に良かったです」

Sさん(42歳・うつ病から回復中)

「長い引きこもり生活の後、最初は外に出ることさえ怖かった私。でも、ここでは誰も急かさず、『今日は休みたい』と言える雰囲気があります。少しずつ土に触れ、種を蒔く作業から始めて、今では収穫作業も担当しています。植物が少しずつ成長していく姿を見ていると、『私も焦らなくていいんだ』と思えるようになりました。3ヶ月前の自分では考えられない変化です」

Yさん(33歳・発達障害)

「人とのコミュニケーションが苦手で、前の職場では毎日緊張していました。ONEGAMEでは最初、黙々と草取りをする担当でしたが、ある日『この野菜の育て方を調べてみたい』と思い、初めて自分から提案してみました。すると『ぜひやってみて!』と背中を押してもらえて…。今では野菜の栽培マニュアル作りを担当しています。誰かに『ありがとう、助かった』と言われる経験が、こんなに自分を変えるとは思いませんでした」

ONEGAME八千代台での農福連携が目指す「その先」の未来

 私たちが農福連携に取り組む目的は、単に「居場所を提供する」ことではありません。より大きな視点で見れば、私たちの活動は社会全体の在り方を問い直す試みでもあります。 多様性が活きる社会モデルの構築 現代社会では、「効率」や「生産性」の名のもとに、画一的な能力や働き方が求められがちです。しかし自然界に目を向ければ、多様な生態系こそが持続可能な環境を作り出しています。 ONEGAME八千代台の農福連携は、「一人ひとりの個性や特性を活かしながら、共に豊かな成果を生み出せる社会」のプロトタイプです。「できること」「得意なこと」が異なる人々が、互いを補い合いながら共存する。そんな社会モデルを、小さな農園から発信しています。

「はたらく」を再定義してみる

「働く」とは何でしょうか?単にお金を稼ぐための手段でしょうか? 私たちは「働く」という行為を、「自分の存在価値を感じ、誰かの役に立ち、社会とつながる営み」として再定義したいと考えています。農業を通じて、土に触れ、命を育み、誰かの食卓に喜びを届ける。その過程で感じる充実感は、従来の「労働」の概念を超えた深い満足をもたらします。 ONEGAME八千代台を卒業して一般就労に移行した方々から「ここで学んだ『働く喜び』を忘れません」という言葉を聞くことが現在のスタッフの夢です。それは私たちにとって、最高の成果となるかもしれません。

地域と共に育む「循環型コミュニティ」

 私たちの活動は、閉じられた場所での取り組みではありません。地域の農家さんとの技術交流、地元スーパーや飲食店との連携、学校給食への食材提供など、様々な形で地域社会と関わりを持っています。 「障がいのある方が支援を受ける側」という一方通行の関係ではなく、「地域の食を支える担い手」として、互いに支え合う双方向の関係を構築していくこと。それが私たちの考える真の「共生社会」です。

あなたもONEGAMEで「農」の可能性を見つけませんか?

 ここまでお読みいただき、ありがとうございました。最後に、これからONEGAMEでの活動を検討されているあなたへのメッセージをお伝えします。 こんな方にぜひ来ていただきたい ・以前の職場でうまくいかなかった経験があり、新しい可能性を探している方 ・自然や植物が好きな方(農業経験は全く必要ありません!) ・自分のペースで成長していきたいと考えている方 ・「何か作る喜び」を感じたい方 ・人とのコミュニケーションに不安を感じている方(まずは植物と対話するところから始められます) ・これまで「自分にできること」を見つけられなかった方など

ONEGAME八千代台での第一歩を踏み出すために

「興味はあるけど、いきなり利用を始めるのは不安…」という方も多いと思います。そんな方のために、私たちは様々な形での見学・体験の機会を用意しています。 農園見学会(不定期・10:00〜/14:00〜) 実際の農園を見学しながら、活動内容やスケジュールについてご説明します。質問や不安なことがあれば、どんなことでもお気軽にお話しください。 半日体験(随時受付・要予約) 実際に簡単な農作業を体験していただけます。初めての方でも安心して参加できるよう、スタッフがしっかりサポートします。

最後に – 「農」から始まる新しいストーリー

 人生に「遅すぎる」ということはありません。新しい種を蒔くのに、最適な季節はいつでも「今」です。あなたがこれまで経験してきた挫折や困難も、これから育む未来への貴重な養分になるはずです。ONEGAME八千代台では、あなたの「できること」「好きなこと」を大切に、一緒に新しい可能性を育てていきたいと考えています。 小さな種が芽吹き、根を張り、花を咲かせ、実を結ぶように。あなたの才能と可能性も、ここで少しずつ形になっていくことを、スタッフ一同、心から楽しみにしています。 「農」から始まる、あなただけのストーリー。

その第一歩を、ONEGAME八千代台で踏み出してみませんか?

お問い合わせ・見学予約 ONEGAME八千代台(就労継続支援B型)

住所:〒276-0031 千葉県八千代市八千代台北1-9-9

電話:043-400-3223(平日9:00〜18:00)

メール:contact@tlife-chiba.com

Webサイト:https://tlife-chiba.com

※お問い合わせの際は「農福連携ブログを見た」とお伝えいただけますと、スムーズにご案内できます。 お気軽にご連絡ください。あなたのご来園を、スタッフ一同心よりお待ちしております。

みんなのかまちゃんより