みなさん、こんにちは、ONEGAME八千代台のサービス管理責任者のかまちゃんです。この時期に雪が降ったりして、なかなか冬物をしまうタイミングが見つけられずに苦労しています、みなさん体調はいかがですか、お気をつけてくださいね。 ところで先日、厚生労働省が発表した最新の調査によると、精神疾患で医療機関にかかっている方が全国で420万人を超え、コロナ禍の影響もあり若年層のメンタルヘルス悪化が加速しているというニュースを目にしました。特に20代の引きこもり状態にある方が全国で54万人を超えるという報告もあり、「生きづらさ」を感じている方々の現状に、私たち支援者も心を痛めています。「人間関係がうまくいかない」「コミュニケーションに疲れる」「自分の居場所がない」—そんな思いを抱えている方は少なくありません。特に発達障害やうつ病、社会不安などを経験されている方にとって、一般的な就労環境は大きなハードルになることがあります。 最近、メディアでも「感覚過敏」や「HSP(Highly Sensitive Person)」についての特集が増え、多様な特性への理解が少しずつ広がっています。昨年成立した「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法」も、多様な特性を持つ方々への合理的配慮の重要性を示しています。
ONEGAME八千代台では、このような社会の変化も踏まえ、「ゲーム」という共通の興味を軸に、一人ひとりの特性や希望に合わせた働き方を実現しています。興味深いのは、多くの利用者さんが「ゲームが好き」という共通点から自然な会話が生まれ、徐々に社会とのつながりを取り戻していくことです。 当施設の特徴は「無理をしない環境」です。黙々と一人で作業できる個別ブースや、感覚過敏の方向けの静かな作業スペースも用意しています。「今日は調子が悪い」そんな日は無理せずペースダウンすることも可能です。これは、日本精神神経学会が提言する「リカバリー志向」の支援、つまり本人の意思と選択を尊重するアプローチに沿ったものです。具体的な作業としては、ゲームテスト、eスポーツイベントのサポート、ゲーム関連の記事作成など、あなたの「好き」を活かせる内容をご用意。
昨年の障害者雇用促進法改正で、精神障害者の就労支援が強化される中、私たちも一般就労へのステップとしての役割を果たしていきたいと考えています。不登校経験者、ひきこもり経験者、発達障害のある方、うつ病からの回復途中の方など、様々な背景を持つ方々が、自分のペースで「働く経験」を積んでいます。
先日、ある利用者さんなどは「学校でもバイト先でも『空気が読めない』と言われ続けたけど、ここでは『ゲームの知識が豊富』と評価されて初めて自信が持てた」と話してくれました。
政府が今年度から本格実施している「こころの健康づくりプロジェクト」でも指摘されているように、それぞれが自分らしく生きられる社会づくりが求められています。ONEGAME八千代台は、そんな社会の一員として、あなたの「できること」に焦点を当て、小さな成功体験を積み重ねていける場所でありたいと思っています。 まずは見学だけでも構いません。緊張せずに来所いただけるよう、オンライン面談も実施しています。「自分にもできるかな」という一歩を、私たちがサポートします。